3.最初に教えること

 

    アイコンタクト⇒名前を呼んだら飼い主を見る。

     ⇒犬の名前を呼び飼い主を見たら、誉めてご褒美をあげましょう。

 

    オイデと呼び戻し⇒名前を呼んでオイデと言えば、飼い主のそばに来る。 ⇒室内で犬を呼び、足元まで来たら誉めてご褒美。慣れたら庭や公園でも行って下さい。

    ハンドリング⇒体のどの部分をさわられても嫌がらない。

⇒敏感な手足、耳、口、尻尾、体を優しく誉めながら触りましょう。⇒病院の診察などでも困りません。

 

    ハウスのしつけ⇒ハウスは安全で快適な場所だと教える。

⇒ドアを開けたままハウスにおやつや噛むオモチャなどを入れ、最初はあせらずに短時間でもハウスに入ることから始めます。そして誉めながら徐々に時間を伸ばします。ハウスに慣れてきたらドアを閉めます。※出してと吠えても無視、静かに入っている時に誉め、出す時には誉めない。

ゲージなどのハウストレーニングが出来ていると、トイレのしつけを始め、お留守番や入院、ペットホテルなどに預ける時や車での移動などでも、犬へのストレスが少なく、飼い主も安心できます。

 

    トイレのしつけ⇒決められた場所で排泄する。

⇒排泄のタイミング(寝て起きた時、食後、遊んだあと、床を臭いクルクル回るなど)を見逃さずに、トイレに連れて行き、正しく出来たら誉めてご褒美をあげる。(排泄時に合図の言葉を掛けるようにすれば便利です。)※飼い主が監視出来ない時は、サークルやハウスに居場所を制限し、排泄の失敗を防ぐ。仮に排泄の失敗をしても決して叱らず、臭いが残らないように掃除する。⇒叱れば、飼い主の存在と排泄を結びつけ、排泄を我慢したり、飼い主の見えない所で排泄するようになる。⇒トイレしつけが難しくなる。

 

    甘噛みの抑制⇒人の手に歯を当てず優しくおやつやオモチャなどを取る。⇒おやつを与える時に強く噛んだり、少しでも手に歯が当たったら大げさに「痛い!」とか「ダメ!」と叱り、そっと優しくおやつを取ったら誉める。また興奮してしつこく噛む場合は相手をせずに無視する。

 

    噛む・かじる⇒人には仕事や趣味があるが、犬には楽しみが少ない⇒噛んでも良いオモチャを与える。

⇒噛まれて困る物は片付ける。子犬には古い物か新しい物か、安価か高価な物かは分からない。⇒「ダメ!」と叱り、止めたら誉め、代わりに噛んでも良いオモチャを与え、それで遊んでいる時に誉める。

 

    くわえた物を渡す⇒飼い主の指示で、くわえた物を離す、渡す。

      ⇒犬を追いかけず名前を呼び、犬の好きなオモチャやおやつと交換す る。出来たら誉める。

 

4.しつけのコツ

「あせらず、怒らず、根気良く」「慌てず穏やかに」「良い行動を誉め、悪い行動は無視する」

   飼い犬の行動は全て飼い主の責任です。犬に生まれつき異常がないかぎり、ダメな犬はいません。愛犬の可能性を信じ、甘やかさずに根気よく愛情を持って接すれば、どんな犬でも素晴らしい家族になります。